2021年5月20日(木)、テレビ朝日で放映される『アメトーーク!』の番組テーマは、ずばり『お笑い事務所「ソニー芸人」』です!
『かつては「芸人の墓場」…今や賞レースファイナリストを多数輩出▽なぜ売れた?』とありますが、かつて『芸人の墓場』と言われたことにビックリ! なぜそのようなレッテルを貼られていたのでしょうか!? チェックしてみたいと思います。
みなさんも一緒に確認してみましょう。
『ソニー芸人』って何!?
『ソニー芸人』というのは、『株式会社ソニー・ミュージックアーティスツ(Sony Music Artists、略称:SMA)所属の芸人のことを指し、SMAは、『ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)』傘下の芸能事務所のことです。1974年4月、CBS・ソニーの全額出資により『(株)エイプリル・ミュージック』として設立され、1993年4月、『(株)ソニー・ミュージックアーティスツ』に社名変更されました。そして、2004年、お笑い芸人を集めた『SMA NEET Project』を立ち上げています。
ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)所属の芸人には誰がいる!?
ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)所属の芸人でもっとも有名なのは『バイきんぐ』でしょう。『ヒルナンデス』などレギュラー番組を持ち、2012年キングオブコントの王者でもあります。
出典:https://www.sma.co.jp/s/sma/artist/231?ima=0000#/news/0
そして、2005年に『エンタの神様』に初出演し、『小梅太夫』としてブレイク。
その後、2009年、占い師に『小梅をコウメに変えないとトラックに轢かれるわよ!』と言われ芸名を『コウメ太夫』に改名、そのおかげで今現在もトラックにひかれていない。
出典:https://www.sma.co.jp/s/sma/artist/105?ima=0000#/news/0
さらには、2020年M-1ファイナリストの『レーズンパンはみためでソンしてる!』です。
その他にも、『アキラ100%』、『AMEMIYA』、『マツモトクラブ』、『ハリウッドザコシショウ』などの芸人さんがいらっしゃいます。紅一点の『コウメ太夫』を除いては男くさく、圧倒的な熱量を放つ芸風が持ち味の面々が揃っています(コウメ太夫の熱量も相当なものですが・・・)。
なぜ、『ソニー芸人』がかつては『芸人の墓場』などと呼ばれていたのか!?
天下のソニーがバックにあり、今やM-1やキングオブコントにファイナリストを送り込んでいる『ソニー芸人』がかつては『芸人の墓場』などと言われたのはなぜでしょうか!?
『バイきんぐ小峠英二』が語るガラクタ集団ぶり〜『事務所名を言うだけで笑われた!』
SMAがお笑い部門を設立したばかり2004年、『バイきんぐ小峠英二』さんが当時『ガラクタ』集団と揶揄されていたころの思い出を語っています。
実際のところ、行き場を失った中堅どころの芸人たちが最後にたどり着く駆け込み寺的な事務所だったと明かしています。「ソニー」と「お笑い」のイメージが結びつかなかったせいもあって、ライブ会場で『所属はSMAです』と言うと笑われたそうです。そんなとこで笑いを取りたくないですよね〜。
そして、同事務所から最初にブレイクしたのは「チクショー!!」の決め台詞(ぜりふ)で人気者になったコウメ太夫!『あれでさらに笑われるようになった』 と『小峠英二』さんは冗談ぽく語っていました。言わんとしていることがわからなくもないような・・・。
出典:https://store.line.me/stickershop/product/5765749/ja
『錦鯉 渡辺隆』が語る『芸人の墓場』の意味するところ!
2020年『M-1グランプリ』の決勝に進んだ『錦鯉(にしきごい)』の『渡辺隆』さんがコンビ結成は8年ですが芸歴20年以上というキャリアならではの視点で『SMA』とお笑い界の事情について話していました。
出典:https://www.sma.co.jp/s/sma/artist/529?ima=0000#/news/0
当時はソニーがお笑いを始めるらしいぞという噂を聞きつけて、ワタナベ、太田、吉本、松竹などあちこちの事務所で通用しなかった芸人たちがワッと集まった。僕は30歳で札幌から上京してきたんですが、ある事務所の所属条件に〈30歳未満〉とあって、お笑いに年齢制限があるの?ってビックリしたんです。 でもソニーだけはすんなり入れた。普通、所属するには養成所に入るかオーディションを受けるしかないんですけど、ソニーはバイトの面接みたいなのを受けただけで『じゃあ、今度のライブに出て』って。めちゃめちゃハードルが低かったですね。
今はさすがにそんなことはないでしょうが、あの天下のソニーが、拍子抜けするぐらい敷居が低いですね。でもおかげで『錦鯉』のような熟練したお笑いを見ることができるようになったのでよかったですね。しかし、『芸人の墓場』と言われるようなところから這い上がってきたというのは、『ゾンビ芸人か!』いえ、相当な実力者だと思います。
今や『錦鯉』とgoogleで検索すると、
こちらより上位表示されるほどの人気ぶりです!
なぜ『SMA』の敷居はそんなに低いのか!?~ひとりも不合格者がいない!
SMAのお笑い部門をスタートさせた『平井精一』さんは、かつて『渡辺プロダクション』で『ホンジャマカ』や『TIM』、『ふかわりょう』さんなどを担当した『敏腕マネジャー』と言われるひとだったようです。
『錦鯉』の『渡辺隆』さんが『SMAはハードルが低い』と言っていましたが、それもそのはず、今まで面接で不合格者はいないと言います。その理由を『平井精一』さんは次のように語っています。
東京のお笑い事務所の考え方って基本的にどこも『少数精鋭』なんです。でも30~40組の芸人を抱えてチマチマやっていてもしょうがない、やるならその逆をいきたいとずっと思っていて。 だったら来る者拒まずで、あぶれているやつらは全員、受け入れてやろうと。安くて形の悪い野菜でもしっかりと調理すればおいしく食べられますから。
それでも『バイきんぐ』の『小峠英二』さんとか『コウメ太夫』さんなど相当クセの強い芸人さんですよ! それをあまり灰汁(アク)抜きせずに調理するとは相当腕のいい料理人ですね。
そして、もうひとつ『平井精一』さんのすごいところは、面接をする際、芸人のネタの良し悪しで合否を判断することはなかったという点です。その点については、『結局のところお笑いって、最後は好き嫌いじゃないですか。でも僕の好き嫌いで選ぶのはちょっと違うんじゃないかと思っていて。だからネタでは判断しないんです。』と理由を語っていました。
そんな、『ソニー芸人』が今やなぜこんなに人気なのか!?
2021年5月20日の『アメトーーク!』は、『かつては「芸人の墓場」…今や賞レースファイナリストを多数輩出▽なぜ売れた?』がテーマです。
『ソニー芸人』が今注目されている原因が明らかになります。お楽しみに!
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