2020年7月12日、「第41回ABCお笑いグランプリ」優勝し、文字通りお笑い界の『皇帝』にまた一歩近づいた『コウテイ』のおふたりですが、『東京・ヨシモト』の『月間芸人』11月号にも『コウテイ』特集が組まれています。
そこで、今回は『コウテイ』の『九条ジョー』さんの小説家としての執筆活動についてチェックしたいと思います。
みなさんも一緒に確認してみましょう。
『コウテイ』のプロフィール
出典:https://www.village-v.co.jp/news/media/5633
『コウテイ』の『九条ジョー』のプロフィール
出典:https://www.pinterest.jp/pin/580119995746970961/
- 本名:緒川拓文(おがわ たくや)
- 生年月日:1994年1月13日
- 出身地:滋賀県長浜市
- 身長:184cm
- 血液型:A型
『九条ジョー』の最新書き下ろし小説!
『東京・ヨシモト∞ホール』が『note』で展開しているフリーマガジン『月刊芸人』11月号で『コウテイ』特集が掲載されています。
出典:https://natalie.mu/owarai/news/405003
そして、『九条ジョー』さんの書き下ろし短編小説『盟友ガルベアス』も『月間芸人』11月号と同日の2020年11月18日に公開となりました。
『我が友よ。神が先か土地が先かを探しに行く。我が友よ。出会いと別れを手短に記す。』ガルべアス彼を忘れる為だけに、毎晩深い眠りについていたように思う。やはりジークムント・フロイトは人類史上最も偉大な人間である。現実世界に嫌気が差し、死なずにして夢を自在に操ろうとしたのだ。
このように始まる今回の短編小説『盟友ガルベアス』は、フロイトの夢分析をテーマとしているようですが、難解で『九条ジョー』さんの真意を読み取るのは『コウテイ』の漫才ネタよりもはるかに困難です。
やはり、我々凡人は、まだまだしばらくは『ズィーヤ』のお世話になるより他ないようです。
『コウテイ』【九条ジョー】『ズィーヤ』の本当の意味は!?使用上の注意事項
『九条ジョー』の小説が難しすぎるというひとへ!~入門編をどうぞ!
聖書の逸話や『九条ジョー』さんの小説は比喩が多くて、その趣旨を理解するのが大変だと感じるひとも多いのではないでしょうか。
本来、比喩というのは、難しい概念や抽象的なことがらを誰にでもわかりやすく伝える例え話の役割をしているのですが、話の受け手側の経験や能力でその効果にも限度があります。
そこで、『九条ジョー』さんの入門者でもわかりやすい小説をひとつご紹介させていただきます。
2017年10月29日に投稿された『グラリス王国 ドル・ダンテ伯爵であります。』というタイトルの短編小説です。
『「触らぬ神に祟りなし。」ですが触って良い神もあります。』で始まる小説は、どこの地域にもある神仏の偶像を触ると触った人のその部分がよくなるという信仰の話です。
グラリス王国中央に佇むバリルリン宮殿の聖マリア像は触った部分が良くなるといいます。ある男は足が悪く、マリア像の足を触ると自分の足がみるみる治ったのだとか。またある女は自分の顔が気に入らなかった。女は自分の目を大きくしたいとマリア像の目を触ります。すると女の目は大きな二重になりました。女は次いで鼻が低いとマリア像の鼻を触りました。すると女の鼻はみるみる高くなったのです。欲をかいた女は次に胸を大きくしたいとマリア像の胸を触りました。すると女はカミナリに打たれて死にました。。女が1番悪かったのはどうやら頭のようです。
また、同じ小説の中で王様の愚行が紹介されています。
我がグラリス王国には法律が3つしかありません。1つ、人の物を盗まないということ。1つ、人を殺めないということ。1つ、人の花に水をあげないということ。ですが最近、国王が新しい法律を立案しました。それは、人の花を枯らさないということ。。法を作った国王は、カミナリに打たれて死にました。。。人の花を枯らさないという法を守り、人の花に水をあげたからです。
なにかまぬけなひとの笑い話に聞こえるかも知れませんが、私たちもともすると冒してしまいがちな過ちではないでしょうか。
今回は比較的わかりやすい寓話を紹介させていただきましたが、これすらも『九条ジョー』さんの伝えたかったことの半分も理解していないのかも知れません。
そういうときは、くどいようですが『ズィーヤ』のお世話になるより他ないようです。
『コウテイ』【九条ジョー】『ズィーヤ』の本当の意味は!?使用上の注意事項
『九条ジョー』ついに『聖書』を執筆!
『九条ジョー』さんは、これまで聖書の逸話にも似た様々な短編小説を執筆してきましたが、ついに本物の聖書を『ボクノ聖書』を執筆されました。
出典:https://realsound.jp/book/2020/06/post-567163.html
『ボクノ聖書』は、2020年6月12日より『よしもとのECサイト・よしもとグッズくらぶ』で受注販売され、これまでに『九条ジョー』さんが執筆した随筆、短編小説、そして写真がまとめられています。
編集や校正などもすべて『九条ジョー』自身が手がけたものです。
九条ジョーという人間の衝動や葛藤を不断に紙媒体へ落とし込んだ、主観的な自分を極限まで排除して自分自身を見詰めてみると、本来在るべき自分に黒い靄がかかっていた。
この世界では、誰かの主観が知らない間にボクの客観になっていて、ボク自身を厳く苦しめていたのだ。
不必要な自分を排除する。
やはり、難解ですが、『聖書』という形で後世にも残るように認めたのは正解です。
今の私たちには理解できない内容でも、いつか我々の末裔がその謎を解き明かしてくれる日がきっと来るはずです。
それまでは、お決まりの『ズィーヤ』のお世話になるより他ないようです。
『コウテイ』【九条ジョー】『ズィーヤ』の本当の意味は!?使用上の注意事項
まとめ
『東京・ヨシモト∞ホール』が『note』で展開しているフリーマガジン『月刊芸人』11月号で『コウテイ』特集が掲載され、『九条ジョー』さんの最新書き下ろしの短編小説『盟友ガルベアス』も同時に公開されました。
これまでに、執筆した随筆、短編小説、そして写真をまとめた『ボクノ聖書』も執筆され、小説家としても才能も開花させた『九条ジョー』さんです。
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